ブックタイトルぎふ家づくりの本 2016年版

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概要

ぎふ家づくりの本 2016年版

Tさんが住まいづくりで理想としたのは、「夏涼しく、冬暖かく暮らすことができ、家族がわかりあえる家」でした。それをカタチとして空間の中で象徴的に表現したのがロの字型の中庭です。Tさんが暮らし始めて1年半が経過しました。住み心地について伺ってみると、「とても過ごしやすいですよ。エアコンは1台使っているだけですが、冬は20~21度の設定で十分暖かいですし、夏も推奨設定温度とよくいわれる28度で涼しく暮らせています」と奥様。「夏は、中庭の窓はほとんど網戸にして過ごしていますが、窓を開けると特に涼しさが違います。上昇気流で風が上に抜けていくのがよくわかりますし、涼しさが増します」とご主人も中庭の効果について語ってくれました。お子さんも中庭のある我が家が大好き。「中庭に出て遊んでいると思ったら、今度は中庭の周りをグルグル走り回っています(笑)。行き止まる場所がないのも気持ちいいんでしょうね。室内にいるのに、外のような感覚なのでしょうか。元気いっぱいです」と、奥様はやさしい表情を浮かべて語ってくれました。1建具は壁内に収められ、スッキリとした空間を実現。和室として独立した機能を持たせながら、通路としての利用も可能。廊下を減らすことで大空間を作り出しています。2夏は開け放ち、冬は閉め切る。建具を機能的に使うことで、夏の涼しさと冬の暖かさを実現しています。3テレビ、スピーカーにプラスして、ランダムに配置された四角の枠はオリジナルのピクチャーフレーム。写真を飾りたいという奥様の希望をテレビボードの中で表現しています。132夏は涼しく、冬は暖かく過ごせる116