ブックタイトルぎふ家づくりの本 2016年版

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概要

ぎふ家づくりの本 2016年版

[長所]●木造住宅を施工するほとんどの建築会社が対応でき、部材類が豊富に揃う。●日本的な和風建築に適している。●柱の位置や長さを自由に設定できるため、幅広いプランニングが可能。●増改築がしやすい。●通気性に優れているため、高温多湿な日本の風土に適している。[短所]●職人によって、仕上がりに差がある。●予算を切りつめすぎると、粗悪な建築になる恐れがある。●工期が長めになる。家づくりの雑誌などを見ていると、必ず出てくるのが「?構造」や「?工法」という言葉。なんとなく難しそうだから・・・と、なおざりにしていませんか?そこで、ここでは「構造」・「工法」の主な内容と長所、短所を、わかりやすく解説しました。家族構成、子どもの将来、老後のことなども見据えて、大まかな将来像を描いて検討してみましょう。プレハブ工法(ユニット工法)2×4工法(ツーバイフォー工法)昔からある伝統的な工法で、日本の一戸建て住宅のほとんどがこれに当たります。木の柱(縦)・梁(横)・筋交い(斜め)の3つの木軸で家を支えます。[長所]●縦揺れ、横揺れを面全体で受け止めて力を分散させるため、地震・台風に強い。●耐火性・遮音性・断熱性などに優れ、高い気密性が保たれる。●マニュアルにそって施工できるため、品質のバラつきが少なく、工期も短縮できる。●洋風のデザインや間取り(広い部屋)に最適。[短所]●壁で間取りを構成するため、開口部を大きく取りにくい。●増改築がしにくい。●木材を多用するため、結露しやすい。北米で誕生した工法で、カナダやアメリカではほとんどがこの工法です。2インチ×4インチの木材を使用することから、こう呼ばれます。柱がなく、床・壁・天井の面で家を支えます。[長所]●生産性が良いため、低コスト。●工期が短く、品質も均一。●大工の腕による差が出にくく、人件費も少ない。[短所]●間取り、仕様等に自由度が少ない。●増改築がしにくい。●クレーン等で組み立てるため、道路が狭くクレーン設置場所のない場所には不向き。[長所]●型枠ができれば自由に形をつくることができるため、造形性に優れている。●耐震性、耐久性に優れている。●気密性・断熱性が高い。●コンクリート自体が不燃材料なため、火事に強い。[短所]●他の工法に比べてコストが割高になる。●重量があるため、強固な地盤が必要になる。●結露が発生しやすい。木造軸組工法(在来工法、在来軸組工法)90日150日工期鉄筋コンクリート造(RC造)180日240日工期70日150日工期90日160日工期あらかじめ工場で部品の加工・組み立てをしておき、現場では取り付けのみを行う建築工法です。木質系、鉄骨系、コンクリート系などに分類できます。さらに部屋ごとに分けたユニットをある程度まで工場で生産したものを「ユニット工法」と呼び、木質系と鉄骨系に分類されます。圧縮に強いコンクリートの中に、引張力に優れた鉄筋を入れ、双方の特徴を組み合わせた構造。強くしなやかな部材をつくるのが特徴です。代表的な工法?250