ブックタイトルぎふ家づくりの本 2016年版

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概要

ぎふ家づくりの本 2016年版

この保育実習棟は、「絵本に出てくるような家」で、「子どもたちの秘密基地」にもなって、「森の中で遊んでいるような気分」になれる場所。そのため、内外装は、質感と色選びが大きな課題でした。一方で、子どもたちが安心して安全に過ごすことができる、子どもたちにとって使いやすいことも大切でした。子どもたちの視点で家づくりをすること。「住居学」の学びが、この保育実習棟の隅々にまで生かされています。◎色彩学の授業を生かして赤い屋根と白い窓は計画段階から決まっていて、内装では8面の壁を4色に[デザイン]手触りや色など感覚にもこだわった、温もりにあふれる子どものための家。塗り分けて四季を表現することに。そこで、塗料はもちろん、既製品を使う屋根材や窓のサッシの色を決めるにあたり、色彩学の授業で学んだ色イメージを活用。特に壁面の塗料選びでは、小さい色見本と実際の広い面積に塗ったときではイメージが異なったり、木に塗った感じも確認しなくてはなりません。そのため、実際のスギ板に何度も試し塗りをして決めていきました。建物の外壁は計画当初は木目でしたが、屋根の赤色、窓のサッシと枠の白色とのバランスで、淡い緑色に。また、四季をイメージした内壁は、春夏秋冬をピンク、青、黄、白の4色。子どもたちが好む色の組み合わせを淡い色調で整え、塗装も学生たちが行いました。50