ブックタイトルぎふ家づくりの本 2016年版

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概要

ぎふ家づくりの本 2016年版

1収納力抜群のオリジナルキャビネットを備えたキッチンの存在感が際立つLDK。変化した表情が楽しめるスキップフロアの下には床下蔵収納も完備。空間を立体的に有効活用しています。2南面に配置した4.5帖の畳コーナーに隣接して4帖の蓄熱用土間タイルも完備。夏は長く伸びた庇で直射日光を遮り、冬は暖かな日差しをたっぷり取り込むパッシブデザインです。3自然素材に包まれた落ち着いたトーンのLDKは、現代的な和の空間を表現して、長年住み暮らしても飽きの来ない、たたずまいを見せています。ラクな姿勢でくつろぐことができる、腰掛ける畳床のある和室は新感覚。123「断熱性能や耐震性能は家が完成してからアップさせることはできませんからね。最初に多少コストがかかっても、長く住み続けられる家にしたいと考えました」とご主人。M邸は国交省のゼロ・エネルギー住宅推進事業の採択を受けたゼロエネの家。断熱性能を示すQ値は1.19、気密性能を示すC値は0.5。長期優良住宅の基準をはるかにクリアする数値が高い断熱気密性能を物語ります。北海道など寒冷地で目にする付加断熱を採用し、断熱材は密度の高い高性能グラスウール、耐震等級3の取得なども全棟標準仕様です。気密測定器を自社で保有しているので、気密測定器を使って、建築途中と完成時の2回の測定を実施。万が一、想定した数値が出ないときは、どこにすき間があるか徹底的に調べて再処理を施すので、全棟でC値0.6以下が実証されています。「本当に外気温の影響は受けにくいですね。エアコンも低めの設定で補助的に使えば十分涼しくなるし、暖まりますから、夏冬でもエネルギーコストの負担がありません」とのこと。数値に裏づけられたロングライフ性能を持つ住まいで、快適な暮らしを送っています。88