ブックタイトルぎふ家づくりの本 2016年版

概要

ぎふ家づくりの本 2016年版

S邸は、高さを抑えたスマートな外観フォルムも印象的です。一見すると平屋のように感じさせる美しいたたずまい。2階は子ども部屋のみを配置し、寝室は愛和からの提案を受けて1階にレイアウト。現在は、1階だけでほぼすべての暮らしが完結しています。室内を眺めてみると、リビングには一枚板のテーブルが飾られ、テレビボードには時計が掛けられ、静かに時を刻んでいます。実は、これらはすべてご主人の手づくり。リビングのテーブルは購入した一枚板の表面を削ってオイル塗装仕上げをしたもの。つい最近は、奥様に頼まれたキッチン用のゴミ箱を作ったばかりです。こだわり派のご主人だけに、「家の雰囲気に合ったものを探しに出かけるのですが、なかなか出会えないんです。それなら作ってしまおうと始めました」という日曜大工にもすっかり夢中。奥様からは「スマホや眼鏡が置ける棚を寝室に作ってほしい」と新しいオーダーも予約済みです。家の南側には目隠しも兼ねた車3台が収容できるガレージが設けられています。「愛車の手入れをしたい」というご主人の要望に沿って作られたものですが、現在収納されている車は2台。空きスペースは、さながら木工所の雰囲気で日曜大工にぴったり。ご主人手づくりのインテリアは、年月を経て住まいに溶け込み、Sさん家族の暮らしを見守り続けていきます。123手づくりインテリアが彩りを添える494